首を温めると
ぐっすり眠れる5つのワケ
「深睡眠」へと導く自律神経の効能とは?
「深睡眠」を促す5つのステップ
1
首には不眠改善のカギとなる 迷走神経や星状神経節が数多く走っている
首には太い血管、脳から腹部まで到達して内臓の働きに関わる迷走神経、交感神経のかたまりである星状神経節がある。まさに頭と胴体をつなぐ橋のような役割を担っている。
2
首と副交感神経、睡眠力アップには
密接な関わりがある
日中は交感神経が優位だが、夜は副交感神経が優位になり、快眠のリズムを作る。首のコリなどで副交感神経が十分に機能しないと交感神経過多の状態が続き、不眠になる可能性も。
3
首を温めることで、加齢によって低下した
副交感神経の働きがアップする
20代までは男性の副交感神経レベルが高いが、30代でガクッと低下する。女性も40代になると20代の半分以下になるという。しかし、首を温めることで、確実に副交感神経を活性化できるのだ。
4
首が温まると、全身の血液が温まり、
血流が改善。コリもほぐれやすくなる
大動脈から分岐し、頭に血液を届ける頸動脈は、細い首を通過するので、外から熱の刺激を与えやすい。首を温めることで全身の血流循環がよくなり、体のコリも自然と取れていく。
5
首を温めて自律神経のバランスが1対1で整うと、
さらに質の高い睡眠が得られる
首が温まると血流がよくなり、刺激の多い生活で機能が低下しがちな副交感神経が活性化する。交感神経とのバランスが1対1になると体の機能が最大限に活性化し、快眠モードに入りやすい。
監修
順天堂大学医学部教授
小林弘幸さん
1960年、埼玉県生まれ。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科などを経て現職。自律神経のバランスに着目し、同分野の第一人者として知られる。著書に『快眠したければ「首」を緩めなさい』(小学館新書)など多数。
順天堂大学医学部教授
小林弘幸さん
1960年、埼玉県生まれ。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科などを経て現職。自律神経のバランスに着目し、同分野の第一人者として知られる。著書に『快眠したければ「首」を緩めなさい』(小学館新書)など多数。
- 1
- 2